
外国語学部は、その名称が示す語学教育だけにとどまらず、語学能力を使ってその言語が使われている国や地域の社会・政治・経済・文化を学び、さらにはグローバル(地球大)な問題とも関連づけて学ぶことを重視しています。このため英語、ドイツ語、フランス語、イスパニア語、ロシア語、ポルトガル語の言語を冠した6つの学科と、言語学、国際関係、アジア文化の3つの「副専攻」の教授陣を擁しています。
どの学科の授業も、高度な語学力を養成するための外国語科目とその言語をより専門的に学ぶ言語研究、さらにその言語が話される地域について学ぶ語圏研究の科目からなっています。学科を横断して「ヨーロッパ研究」や「ラテンアメリカ研究」にも取り組むことができますし、「言語学研究」「国際関係研究」「アジア文化研究」を専門分野とすることもできます。
副専攻は日本の大学にはほとんど例を見ない、上智大学独特のユニークな教育・研究システムです。専攻外国語とその言語が話されている国や地域について学ぶことは大切ですが、それと同時に、今日のような複雑化した国際環境のなかでは、個々の国や地域を越えるさまざまな問題を的確にみきわめるために、グローバルな地域研究や国際関係についても幅広く研究する必要があります。また、人と人とのコミュニケーションの道具としては言語がもっとも大きな役割を果たしていますが、その言語自体について研究することも大切です。言語の音声、文法、意味、また、その使い方、学び方について研究することを忘れてはなりません。副専攻は学生が所属する学科では扱いきれない分野や、個々の国や地域を超えた問題を扱うことを目的につくられ、外国語学部以外の学生にも開放されています。
2004年度までは学生は自分が所属する学科の科目と副専攻の科目を組み合わせて、それぞれ自分の専門分野としてきましたが、2005年度入学者からは、各自の専門分野をよりいっそうはっきりさせるために、副専攻科目も含めた合計18の専門分野を設けました。所定の単位をとれば、卒業の時に学位(外国研究)のほかに「言語学研究」「国際関係研究」「アジア文化研究」など専門分野の「履修証明」を取得することができます。