
今回のセミナーも「現場に活かすカウンセリングの知識と技法」という主題で現場で役立つ知識技術を身につけていただくことを目標に企画しました。いずれも対人援助に役立つことを目的にしています。皆さんのご参加をお待ちしています。
例年8月に行っていたセミナーの開催時期を今年は10月といたしました。一日(合計5時間)で3つのクラスがあります。そのいずれかを選んでいただき、現場に活かせる知識や技法を体験的に学んでいただきます。幸いにも、上智大学外でご活躍中の先生方にも講師としておいでいただけることになりました。充実した内容になるものと確信しておりますので、どうぞお誘いあわせの上ご参加ください。
| 日程 | 2012年10月6日(土) |
| 会場 | 上智大学 (東京都千代田区 JR,丸の内線、南北線 四ッ谷駅下車徒歩3分) |
| 参加費用 |
7,000円 ※上智学院の設置する各種学校学生、卒業生、専任教職員および上智大学・短期大学の後援会員には減額の措置があります。詳しくはお問い合わせください |
<申し込み方法>
1.申込用紙に記入の上、下記宛て郵送して下さい。
受け付けた方には、参加費用振り込み用紙と振込案内を返送します。
2.参加費用は送られてきた用紙を用い、注意書きに従ってお振込み下さい。
振込の確認がとれた方には、会場案内をお送りします。
参加申し込み締切 延長し、10月3日(水)まで受け付けます
※申込数が多すぎて会場の収容人数を超える場合、あるいは研修内容に不適切になる場合は申し込みを打ち切る場合がございます。あらかじめご了承ください。
※参加費費用の振り込みをもって正式な申し込みとなります。所定の日付までに連絡なくお振込の無い場合はキャンセルとみなしますのでご留意ください。
※申込用紙提出後に参加を取り消す場合は早急にご連絡下さい。
なお、主催者側の都合で開催できない場合を除いては、参加費用の返金はできませんのでご承知おき下さい。ただし、代理の方の参加は認められます。
※申込後のクラス変更はできません。
※天変地異等の理由による開催中止の場合、返金は出来かねますので予めご了承ください。
申込用紙は
こちらへ
参加申込書等の送付先
〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1 上智大学公開学習センター カウンセリング講座
プログラム
| A | B | C |
| コミュニティ・アプローチの理論と実際 -被災地での危機介入とコンサルテーション- | 「遊び」や「グループ・ワーク」による子供の心のケア | カウンセリング面接演習 -基礎から応用まで- |
| 講師 久田 満 (上智大学総合人間科学部教授) | 講師 萩原 豪人 (慶應義塾大学学生相談室 東京都公立学校スクールカウンセラー) | 講師 西川 一臣 (和光中学・高等学校専任カウンセラー) |
内容
A「コミュニティ・アプローチの理論と実際 -被災地での危機介入とコンサルテーション-」
カウンセラーとクライエントが面接室内で、対話を中心に相互作用をするのがカウンセリングの「基本」ですが、たとえば大災害で避難所暮らしのような状況にある人々を支えるためには、ある種の「応用」が必要となります。そこで今回は、カウンセリングの応用として、1)危機介入と2)コンサルテーションという考え方を取り上げ、その進め方について、東日本大震災の被災地での活動を例に、受講者の皆さんと考えていきたいと思います。
危機介入とは、危機状況の発生直後にカウンセラーの方から現場に出向き、その状況およびクライエントに関する的確なアセスメントを行い、数回の面談で、クライエントの心理的安定を取り戻すことを目指します。一方、コンサルテーションとは、心理学の専門家が、日常的にクライエント(患者や利用者を含む)に関わっている他の専門家(医療従事者や学校教師など)と継続的に話し合うことによって、間接的にではありますが、より多くのクライエントに対してより効果的に援助を提供する方法のことです。
どちらも、コミュニティ・アプローチ(コミュニティ心理学的アプローチ)と呼ばれる基本的な考え方に基づいた援助方法ですので、この機会にぜひ学んでいただきたいと思います。
B「『遊び』や『グループ・ワーク』による子どもの心のケア」
子ども達の心のケアには、「遊び」や「グループ・ワーク」が有効な場合が多くあります。特に言葉の発達が未熟な段階にある中学生以下の子どもには、言語を中心とした対面型のカウンセリングだけでは、心の内を充分に表現できないかもしれません。また、震災等の大規模な被害が生じた際には、集団やコミュニティ全体に対する心のケアが重要となり、個別対応以外の方法が必要になります。
このクラスでは、「遊び」や「仲間集団」の発達的な意味を一緒に考えていきたいと思います。全ての子どもにあてはまる成長促進的な面と心に傷を持った子どもに対する治療的な面、その両面についていくつかの事例をご紹介しながら解説していく予定です。また、「遊び」や「グループ・ワーク」を使った心のケアの方法について、実際に体験しながら学んで頂きたいと思います。
具体的には、子どもの心理療法の代表格であるプレイセラピー(遊戯療法)、東日本大震災後に被災地で行った「遊びの出前」活動やスクールカウンセリング活動等をご紹介します。受講者の皆様が、実際に楽しみながら成長していく感覚を味わって頂けたらと思います。
C「カウンセリング面接演習 -参加のスタンスで再考する-」
カウンセリングの基本は面接です。このコースでは、日頃の実践活動を面接に焦点をあてて検討していきます。
面接といっても様々なアプローチや技法がありますが、午前ではそれらに共通するカウンセリング面接の基本を確認し、対話の基礎演習を行い、午後は、応用編として現場で役に立つような演習をロールプレイング(RP)中心に実施します。RPでは、児童・生徒の人間関係や進路の問題、保護者の相談の他に、いじめ、不登校、自傷行為、自殺念慮、発達障害、非行などのテーマや教育関係以外のケースからもいくつか取り上げます。
援助関係とは「ケアする、される」、「サポートをする、受ける」関係ですが、日々仕事をしていると、「カウンセラーもクライエントも共にカウンセリングに参加する」というスタンスが大切ではないかと感じています。日頃のご自身の実践を振り返り、ご自分なりの面接構築に活かしていただく機会にしたいと思っています。
演習のすすめ方は、上智大学カウンセリング講座基礎コース、養成コースで実施しているものに準じて行いますので、これらのコースに関心のある方も是非ご参加ください。