
上智大学長 滝澤 正
上智大学は、次世代へと飛躍する幾多の若い人材を世に送り出してきました。2013年の創立100周年に向けて、「世界に並び立つ大学」を目指して、建学の精神に立脚した上智大学ならではの教育を一層活発に行っていきます。この上智モデルは3つの価値の実現として集約できます。
第1は、キリスト教ヒューマニズムに基づく、他人を思いやり、社会のために奉仕する精神の涵養です。上智大学は、「Men and Women for Others, with Others(他者のために、他者とともに生きる)」を教育精神として掲げ、自分自身の利益のためだけでなく、地球的な視野に立って貧困、飢餓、環境、差別などの問題に積極的に貢献する人を育てます。
第2は、単なる知識の習得をこえた、あらたな問題に対処しうる真の叡智を身につけさせることです。上智大学では四谷キャンパスに8学部28学科すべてを集め、多彩な専門教育を提供しています。専門教育そのものの改善を教育イノベーションプログラム等の展開を通じて実践することはもとより、さらに学際的な学びを支えるネットワークを整備して、学生が隣接領域へと学びの幅を広げていくことをサポートする万全の体制を整えています。学習の相乗効果を高めることにより、総合的な問題解決能力の向上を図っています。
第3に、グローバル社会に対応できる能力を開発します。充実した語学教育、海外留学制度、学術交流、世界から集まる留学生とともに学ぶキャンパスなどにより、異文化への理解を深め、ますます国際化が進展する社会のなかで、自在に活躍できる資質をはぐくみます。