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― 2010年4月2日より 第6期(2010年度)公開講座が開講します(於:聖トマス大学) ―

                                                      第6期(2010年度)公開講座パンフレット
                                                                            
      日本グリーフケア研究所について
      設立趣意
      設立経緯
      日本グリーフケア研究所の活動内容
      グリーフケア基礎コースの概要
      グリーフケア・ボランティア養成コースの概要
      グリーフケア専門職養成コースの概要
      お問い合わせ・アクセス
 
      2010年度グリーフケア基礎コース選抜要項       
 
                           
■日本グリーフケア研究所について
          
日本グリーフケア研究所は、日本で初めて「グリーフケア」を扱う研究所として2009年4月に聖トマス大学(兵庫県尼崎市)に開設されました。これは、西日本旅客鉄道株式会社及びJR西日本あんしん社会財団が、福知山線列車事故を踏まえた、社会に役立つ取り組みの一環として、事故の遺族の方々をはじめとした悲嘆者に対するグリーフケアを実践するため、公開講座「『悲嘆』について学ぶ」及びグリーフケア専門職の人材養成講座に対して、寄付協力を行って、進められたものです。

2010年4月より、日本グリーフケア研究所は、聖トマス大学から上智大学(東京都千代田区)に移管されます。聖トマス大学は2010年度4月以降の学生募集停止を決定しましたが、聖トマス大学と共通する教育理念を有し、"Men and Women for Others, with Others―他者のために、他者とともに生きる" という精神に基づき、人間の尊厳を確保するための教育研究をすすめる上智大学が、研究所創設の経緯、趣旨、活動の重要性に鑑み、研究所活動の継続に協力することになりました。

研究所の所在地は、当面、引き続きトマス大学構内となります。

        
    

■設立趣意
          
「人類の歴史は生と死の歴史」でもあります。「命ある」ものには必ず「死」が訪れます。また、多くの場合には自己の死を迎える前に、家族を看取るでしょう。その愛する家族や親しい人を喪失した後、体験する複雑な情緒的状態を「グリーフ(悲嘆)」と呼んでいますが、いずれ多くの人々は悲嘆者となるでしょう。

愛する人を亡くしグリーフに陥ることは正常な反応です。しかし、世界的にも、また日本社会の現状を見ても、人命に関する様々な出来事、特に戦争、民族間の争い、災害、事故、事件、自殺などで、無念な最後をとげる人々が多い現状の中で、このような最後をとげられた遺族のグリーフは深刻な状況となる可能性があります。どのような死別形態であっても、遺族にとっては辛く複雑なグリーフ状態となることには変わりありませんが、今、特に「グリーフ」について人々の関心が高くなっています。

かつて、日本社会は大家族で生活が営まれ、地域社会でも濃厚な人間関係がありました。その中で、グリーフは癒されていました。しかし、現代日本の社会は核家族となり、また地域社会の人間関係も希薄なものとなりました。そのような状況から「悲嘆者」はよりいっそう孤独となり、意識的に第三者からのケアを受ける必要が生じるようになりました。近年特に、「意識的にグリーフケアを受けたい」と望む人々を受け入れるシステムの必要が出てきていることに鑑み、「グリーフケアを専門的に研究」し、また「グリーフケアの実践を遂行(グリーフケア・ワーカー)」できる専門職を養成することを目的として本研究所を設立します。この設立により、日本社会でも「グリーフ」についての理解が深まり、その啓発となり、また直接的なグリーフケアを実践することにより、人々の心身の生活がより健康的になり、健全な社会を構築することに貢献できると考えています。

本研究所は日本初の「グリーフケア研究所」として、2009年4月、JR西日本あんしん社会財団の寄付協力を得て設立されました。

    
    

■設立経緯
          
2007年10月より西日本旅客鉄道株式会社の寄付協力(当時)により開催している公開講座「『悲嘆』について学ぶ」を契機として、現代日本においては「グリーフ」についての関心が非常に高いことを認識させられました。

例えば:
1)講座への申し込みが定員300名に対して、2週間足らずで約2倍から3倍に達する
2)受講生が熱心で出席率が非常に高い             
等の現実がありました。

この現象は通常稀なことであると考えます。期間中の講座に一括申し込みの公開講座の場合は、一般的に講座が進むにつれ出席率が下がる傾向にあります。しかし、本講座の出席率が変わらないことは、この講座に対する一般市民の関心が高いことを示していると考えられます。この市民の要望に応えるためにも、公開講座を継続し、更に、この度の公開講座の受講生よる、この講座を基礎として「グリーフケア・ボランティア活動」を始めるために次なるコースで学びたいとの要請に基づき、別に人材養成講座を設置することで、より高度の「グリーフケア・ワーカー」の養成を可能にするために研究所を設立することになりました。

    
         
■日本グリーフケア研究所の活動内容
          
 ■グリーフケアに関する研究
          
□調査課題の研究
□研究会の開催
□紀要、著作などの刊行
□諸文献の収集
          
 ■公開講座「『悲嘆』について学ぶ」の開催
          
2010年4月2日より、第6期(2010年度)公開講座が開講します。
          
第6期(2010年度)公開講座パンフレット
          

 ■人材養成講座の開催
          
本研究所は、人材養成コースとして3つのコースを準備しています。グリーフケア基礎コース、グリーフケアボランティア養成コース、グリーフケア専門職養成コースからなります。

ステップアップ方式ですので、全ての受講者が基礎コースから始めることになります。2009年度から始まった基礎コースは、基礎的な知識と対人援助スキルを習得することを目指します。ボランティア養成コース、専門職養成コースの準備段階です。2010年度から始まるボランティア養成コースは、基礎コースの修了者を対象としています。2011年度から始まる専門職養成コースは、ボランティア養成コースの修了者を対象としています。グリーフケアの主な担い手はチャプレンとソーシャルワーカーです。ボランティア養成コースと専門職養成コースでは、チャプレン養成の世界標準であるCPE(Clinical Pastoral Education)と、ソーシャルワーカーが主催する自助グループにおけるファシリテーター養成の両方を学ぶことができます。

    
         
■グリーフケア基礎コースの概要
          
  1.講義内容 グリーフケア論、スピリチュアルケア論、死生学、臨床心理学、
 ボランティア論、演習
  2.講義期間(予定) 2010年4月2日(金)〜2011年2月26日(土)
 (夏季休暇:2010年7月29日〜10月5日)
  3.開講曜日・時間 毎週水曜日18:00〜20:50
 毎週金曜日18:00〜19:30(公開講座[選択科目])
 隔週土曜日 9:30〜16:10(原則として第2・4土曜日)
  4.教室 水曜日    キャンパスポート大阪(予定・大阪駅前第2ビル4階)
 金・土曜日  聖トマス大学
  5.定員 40名
  6.講師(予定)
(所属は2009年10月1日現在) 

 高木 慶子  日本グリーフケア研究所所長、聖トマス大学名誉教授
          専門はグリーフケア、スピリチュアルケア
          グリーフケア論T、ゼミを担当

 谷山 洋三  日本グリーフケア研究所主任研究員、聖トマス大学准教授
          専門は臨床死生学、仏教福祉学
          スピリチュアルケア論、グリーフケア援助演習T、ゼミを担当

 伊藤 高章  桃山学院大学教授、日本グリーフケア研究所客員研究員
          専門はスピリチュアルケア、キリスト教史
          グリーフケア論T、スピリチュアルケア論を担当

 倉戸由紀子  追手門学院大学教授、日本グリーフケア研究所客員研究員
          専門はゲシュタルト心理学
          グリーフケア援助演習U・Vを担当

 倉戸ヨシヤ  福島学院大学教授、日本グリーフケア研究所客員研究員
          専門はゲシュタルト心理学
          グリーフケア援助演習U・Vを担当

 沼野 元義  聖トマス大学教授
          専門は臨床心理学、統計科学
          臨床心理学を担当

 松本 信愛  聖トマス大学教授、日本グリーフケア研究所研究員
          専門は生命倫理、倫理神学
          死生学を担当

 山折 哲雄  国際日本文化研究センター名誉教授
          日本グリーフケア研究所客員研究員
          専門は宗教学
          死生学を担当   
          

              
■グリーフケア・ボランティア養成コースの概要(グリーフケア基礎コース修了者対象)
          
  1.講義内容 ボランティア論、臨床倫理学、精神医学・身体医学、
 援助演習(グループ・ファシリテーション)、臨地実習、
 援助演習(人間関係セミナー、個人スーパービジョン)、ゼミ
  2.講義期間(予定) 2010年4月7日(水)〜2011年2月26日(土)
  3.開講曜日・時間 水曜日18:00〜20:50
 土曜日 9:30〜17:40
  4.教室 水曜日  キャンパスポート大阪(予定・大阪駅前第2ビル4階)
 土曜日  聖トマス大学
  5.定員 30名
   

    
■グリーフケア専門職養成コースの概要(グリーフケア・ボランティアコース修了者対象)
          
  1.講義内容 援助演習(グループ・ファシリテーション)、臨地実習、
 援助演習(人間関係セミナー、個人スーパービジョン)、
 援助演習(スーパーバイザー研修)、ゼミ
  2.講義期間(予定) 2011年4月から開講予定
  3.開講曜日・時間 水曜日18:00〜20:50
 土曜日 9:30〜17:40
  4.教室 水曜日  キャンパスポート大阪(予定・大阪駅前第2ビル4階)
 土曜日  聖トマス大学
  5.定員 10名

    

■お問い合せ・アクセス
          
上智大学 日本グリーフケア研究所
〒661−8530  兵庫県尼崎市若王寺2−18−1 聖トマス大学内
電話 (06)6491−7161   FAX (06)6491−7162
E-mail : grief-c★st.thomas.ac.jp

※2010年3月31日までは、聖トマス大学 日本グリーフケア研究所として活動します。
※メールアドレスについて:@を★にしてあります。ご連絡の際は、★を@に直してください。

          
 

          

          



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